アメリカを代表する社会心理学者ロバート・チャルディーニによる本。
前に読んだ「影響力の武器」が相当、面白かったので。
「影響力の武器」は私の「絶対に読んだ方がいい本リスト」に入っているので機会があればぜひ。
今回のプリスエージョンも楽しめた。
人を説得するためには、特別な瞬間があり、その瞬間を作り出すためには下準備がとても有効な効果を生み出す。
色々な心理実験やエピソード。
最後の印象的な文章を書いておく。
「あらゆる選択のほとんどで、私たちがどんな人間であるかは、その選択を行う直前に、注意という観点から見て私たちがどこにいるかで決まります。」
特に記憶に残った話
- 調査に協力してもらいたい場合は「あなたは人助けができるタイプですか？」と聞いてからだと協力してもらえる確率アップ。
- 家具店のネットでの壁紙が「雲」であった場合、客は価格よりも座り心地に重要度を上げる。
- どうして取調室でウソの供述をしてしまい、冤罪が発生するのか。
- フランス産のワインを選ばせるなら、フランスの音楽を流す。
どうやら私たちは、何かを見たり、聞いたりすることによって思ってる以上に影響を受けているようだ。しかも無意識のうちに。これって実はかなり怖いことかも。
