チップとダンと言うハース兄弟によって書かれた本。
チップはスタンフォード大学経営学部教授。
ダンはデュークコーポレートエデュケーションのコンサルタント。
原題は「Made to Stick」。なぜあるアイデアは生き残り、他のは消えていくのか？
アイデアの力、と言うよりも、どうすれば自分の話をみんなに覚えておいてもらえるのか？印象に残すことができるのか？という内容。
事例もたくさんあり、楽しめる。
記憶に焼き付くアイデア６原則
(1)単純明快である(Simple)
(2)意外性がある(Unexpected)
(3)具体的である(Concrete)
(4)信頼性がある(Credible)
(5)感情に訴える(Emotional)
(6)物語性(Story)
仕事でキャッチコピー作成や、新しいアイデアを発表する必要のある人は読んだ方が良い。参考になる。
時間がない人は巻末の「アイデアを記憶に焼きつけるための手引き」をパラパラ、っと見ておくだけでも損はない。
気になったキーワード「知の呪縛」
いったん何かを知ってしまったら、それを知らない状態がどんなものか、うまく想像できなくなる。
そうなると、自分の知識を他人と共有するのは難しい。聴き手の気持ちがわからないからだ。
知ってしまったことはを白紙には戻せない。
