2006年の映画。
舞台はアフリカ・シエラレオネ。
村を襲撃された時に、大粒のピンクダイヤモンドを発見し埋めて隠す漁師のソロモン。
武器調達と交換でダイヤを受け取る元傭兵のアーチャー。
紛争ダイヤの密輸の実態を追うジャーナリスト、マディー。
この3人がダイヤモンドに翻弄され、運命が変わっていく。
アフリカの荒れ方が凄まじい。。。
まるで「北斗の拳」の世界がリアルになったような雰囲気。
「汚物は消毒だ~!」って言葉が聞こえてきそうなぐらい。
人間の命の価値が安すぎる。
これがアフリカとダイヤモンドの現実なのであろうか?
誘拐された子供たちは、麻薬で洗脳されて兵士にされてしまう。
人を殺すのも平気になり、自分の父親に対してさえも歯向かうようになる。
それでもダイヤモンドが欲しいですか?
もしかしたらこの映画で最も重要なメッセージはラストにあるのかもしれない。
アフリカではダイヤモンドはそこまで価値がない。
本当はたくさん採れるのだけれど、値段が下がらないようにデビアス社が地下の金庫にしまいこんでいるのだ。
そして、店頭で並ぶと『婚約指輪は給料の3ヵ月分――』になってしまうのである。
それでもまだダイヤモンドのが欲しいのなら、
「紛争ダイヤモンド デビアス」
でもググってみようではないか。