私が初めてヴィパッサナー瞑想の10日間コースに参加したのは2012年の3月。
もう6年半ぐらい前の話になる。
と言ってもその後10日間コースを2回、3日間コースに1回、参加している。
また機会があれば参加したい。
場所と申し込み
ヴィパッサナー瞑想のセンターは日本に千葉と京都の2ヶ所。
千葉
Vipassana Meditation: ダンマーディッチャ
京都
最近は北海道でも単発でコースが開催されていて、千葉のセンターの日程表で確認できる。
コースの受付は2ヶ月前から開始。ネットで申し込みができる。
けっこう人気があり、油断していると満席になってしまう。特に夏休みと年末年始のコースはあっと言う間に埋まる。
私はコースの受付が開始するとツイートするようにしているので、気になる方はフォローしておくと吉。
コースの10日間に初日と最終日を加えて全部で12日間の日程を確保しなければいけないので注意。
現代の日本だと12日間の休みを確保するのがなかなか難しい。
コース中のスケジュール
午前4時: 起床
午前4時30分~6時30分: ホールまたは自分の部屋で瞑想
午前6時30分~8時: 朝食と休憩
午前8時~9時: ホールにてグループ瞑想
午前9時~11時: ホールまたは自分の部屋で瞑想
午前11時~12時: 昼食
午後12時~1時: 休憩および指導者への質問
午後1時~2時30分: ホールまたは自分の部屋で瞑想
午後2時30分~3時30分: ホールにてグループ瞑想
午後3時30分~5時: ホールまたは自分の部屋で瞑想
午後5時~6時: ティータイム
午後6時~7時: ホールにてグループ瞑想
午後7時~8時15分: 講話
午後8時15分~9時: ホールまたは自分の部屋で瞑想
午後9時~9時30分: ホールにて質問
午後9時30分: 就寝
朝が早い。4時!朝に弱い人はハード。しかも冬だと暗くて寒い。真夏なら朝の涼しい空気がちょっと気持ちいい。
そして食事が1日2回。午後からは食べることが禁止なのだ。
これがキツい。
普通の生活をしていれば、夜ご飯が1日のメインの食事になっているのでは?それがナイのは普段の習慣と大きく違う。
しかし日常ならあまり感じることのない夜間の空腹を体験するのも良いこと。
そして毎日、10時間以上の瞑想!休憩が挟まれるがこれが予想以上の修行!
私は「瞑想なんてただ座ってジッとしてればいいだけでしょ?余裕♪」という意気込みで参加したので地獄を見たような気がした。
最初の3分間は30分ぐらいに感じることだろう。。。
ルール
色々とあるのだが特色は「聖なる沈黙」。
おそらく生まれてから「10日間以上、誰とも会話をしたことがない」なんてことは体験したことがないのでは?
手話やメモでの意思疎通も禁止!
これは女性にとって特に厳しく感じるようだ。
あと酒とタバコも禁止なので、いつも飲んだり吸ったりしている人は落ち着かないかも。まあ、これを機に止めてみるのも良し!
個人的には「音楽が聴けない」のが厳しかった。瞑想中は脳内でどこからともなく音楽が鳴り響いていた。。。
費用
費用は何と!寄付なのだ!ホームページによると
【純粋なヴィパッサナーの伝統にしたがい、コースの運営はすべて寄付でまかなわれています。
コースは、瞑想を実践してその恩恵を実感した人からの支援だけで運営されています。
生徒は自分が受けた恩恵を他の人たちと分かち合うために、自分の収入と意思に応じて寄付をします。
世界中で行われているコースは、この生徒からの寄付のみを財源としています。特定の富裕な団体や個人に支援されているのではありません。
指導者も、コース奉仕者も、報酬は一切受け取っていません。
こうしてヴィパッサナーの教えは商業主義に侵されることなく、純粋さを保ちながら伝えていくことができるのです。
寄付は、その額の多少に関わらず、他者を助けたいという願いによって行われるべきです。「古い生徒のみなさんの寄付のおかげで、私はコースを受けることができた。今度は自分が、より多くの人たちがこの瞑想法によって恩恵を受けることができるよう、未来のコースのためのお手伝いをしよう。」】
資本主義が当たり前のなんでも「金!金!」の世界で、寄付で運営されているという奇跡!正直、これには感動した!
最後に
と言うわけなので、瞑想を体験したことがないのならぜひ1度はコースに参加してみよう。
勉強で頭を鍛え、運動で体を鍛えることがあっても、精神や魂の訓練を今までしたことがないのでは?
精神や魂も鍛えてみよう!
そして機会が合えば一緒に瞑想しよう。
長期の休みが取れないと参加できない、ということもあり参加者は時間に余裕のある年配の人ばかり・・・と予想していたのだが、20~40代がほとんど。
なんだか自由に生きている人が多くて楽しいし、刺激を受ける。
私ももっと自由に楽しく生きるぞ~♪