ヨノギ式~幸せになるゾウ

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「Vフォー・ヴェンデッタ」~国民が政府を恐れるのではない。政府が国民を恐れるべきなのだ

今日、11月5日は映画「Vフォー・ヴェンデッタ」の日なのです!

なぜかと言うと、今日は「ガイ・フォークス・デイ」。このお祭りの仮面を主人公である「V」が着けているから。

ハッカー集団である「アノニマス」も同じ仮面を着けているので、見たことがある人も多いかも!?

映画の内容もガイ・フォークスという人物のエピソードが深く関わっている。

映画の舞台は独裁国家になってしまった近未来のイギリス。政治色のメッセージが強烈な映画となっている。

2005年の映画なのだが、中国で放送されたのは2012年。時間が空いたとはいえよく中国で放送できたな、と思う。

ストーリーは映画と同名のアメコミから、監督は「マトリックス」と同じウォシャウスキー兄弟、主演はナタリー・ポートマン。

この豪華メンバーなのになぜか知名度がいまいち。もっと有名になってみんなに見て欲しい映画。

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主人公の「V」がとてもカッコいい。銃は使わず、ナイフだけで戦う姿が良い。教養あふれる知的なセリフで心が揺り動かされる。

「V」を演じるヒューゴ・ウィーヴィングの動作やしぐさだけで感情を表現する演技は目を見張るものがある。マトリックスではエージェント・スミス、「ロード・オブ・ザ・リング」ではエルロンドの役でも出ている。

 

映画の前半で「V」が放送局をジャックして放送するスピーチがたまらなく素晴らしい。

『平穏な毎日は確かに捨てがたい。同じことの繰り返しは確かに安全だ。

私たちが自由に話をするのを気に入らない人たちもいる。警棒で言葉を抑圧するのも可能だ。だが言葉には力がある。真実を明らかにすることもできる。真実とはこの国に大きな間違いがある事だ。暴虐、不正、弾圧、それがこの国だ。

かつては自由に考え、話すことができた。今は監視や検閲が横行し服従が求められる。なぜこのようなことになったのか?程度の差こそあれ、責任は多くの者にある。真の責任者を知りたいならばーーー鏡を見るだけでよい。

あなたの気持ちは分かる。恐れたからだ。戦争、テロ、疫病、恐れて当然だ。多くの出来事が判断力と良識を奪い去ったのだ。恐怖とパニックの中で,議長サトラーに希望を託した。彼は平和と秩序を約束し、代わりに沈黙と同意を求めた。』

映画の中ではスペルがVで始まる単語のセリフ、Vの形をした背景、5(Vのローマ数字)、などが色々なシーンに埋め込まれている。それらを探しながら映画を見るのも楽しいかもしれない。 

では最後に

【自由、平等、正義はただの言葉ではない。それは生き方だ。理念は死なない!】