バッハの音楽は音符がズラズラと並ぶような難しい曲が多いのだけれど、とてもメロディアスな曲もけっこうある。
「G線上のアリア」などはクラシック音楽の中でも特に有名なのだけれど、この「チェンバロ協奏曲第5番」の第2楽章のメロディーも素晴らしい。
BWV 1056 - Harpsichord Concerto in F Minor (Scrolling) - YouTube
雪の積もった風景の中をトボトボと歩いているイメージがわくのだが、どうだろう?
ヴィヴァルディの「冬」とも雰囲気が少し似てるかも。
バッハは音楽の勉強に熱心だから、無意識にヴィヴァルディの手法を取り入れたのかもしれない。
バッハはそうとう音楽を研究していて、少年のころから月明りの中で楽譜を勉強している。
それが原因なのか、晩年は目がほとんど見えなくなってしまう。
今と違って夜にロウソクの光だけで楽譜を書いたり読んだりするのは目の負担になったのだろう。
そして目の手術をするが失敗。体力を消耗して亡くなってしまう。
ちなみに手術した医者、バッハと同年代の大作曲家ヘンデルにも手術して失敗している。
なんて医者だ!