もっと小難しい内容かな?
と思っていたけど楽しんで読書ができた。
歴史が好きな人なら暗号に興味がなくても楽しめる。
歴史の表には出てこない、暗号という影の部分に触れることができるから。
<内容紹介文>
『文字を入れ換える。表を使う。
古代ギリシャの昔から、人は秘密を守るため暗号を考案してはそれを破ってきた。
密書を解読され処刑された女王。莫大な宝をいまも守る謎の暗号文。鉄仮面の正体を記した文書の解読秘話……。
カエサル暗号から未来の量子暗号に到る暗号の進化史を、「フェルマーの最終定理」の著者が豊富なエピソードとともに描き出す。知的興奮に満ちた、天才たちのドラマ!』
鉄仮面の話は暗号を解読して真実は判明しているそうな。
しかし今でも作り話の方が有名らしい。
鉄仮面の話は映画にもなっているよね。
1998年の映画でディカプリオが若い!
見る価値ある映画。
個人的にはマルコヴィッチがいい味を出している。
遺跡や旅が好きな人は第5章「言葉の壁」だけでも読もう。
ビットコインやブロックチェーンが好きな人は6章の「アリスとボブは鍵を公開する」。
言語学に興味がある人も、少数民族の言語が暗号に使われていた話とか楽しめる。
最後の量子暗号の話は理解できなかった。
暗号解読といえば、「イミテーション・ゲーム」も面白い映画。
おすすめ。