あなたは毎月、どのぐらい税金を払っているのだろうか?
おそらく給料の20%ほど払っているのでは?
汗水を垂れ流しなら働いても、自分の手に入る前に強制的に20%も奪われている。
そういうことだ。
そしてお金を使う時はどうだろう?
来年からはお金を使うだけで10%も取られるかもしれない。今はもうすでに8%取られているのだけど。。。
これだけで30%も奪われていることになる。
他にもお酒を飲む時、車を運転する時、自分の持ち家に住んでいる時、温泉に入る時、家賃収入や株で儲かった時。ちょっと何かをするとすぐお金を取られる。
お金を間に挟むだけで、自分の収入が半分近く消えてしまう。これって効率がとても悪いのではないだろうか?
1970年5月、アイルランドで「銀行閉鎖」が起きた。当初は大混乱が起きると思われていた。
しかし銀行が再開する11月までの半年間、大きな混乱は起こらなかった。
「主要な決済銀行が長い期間にわたって事業を停止していたにもかかわらず、アイルランド経済は機能し続けた」のである。
しかも「経済活動の水準は上がり続けた」。
なぜお金がないのに混乱が起きなかったのか?
それは支払いの大部分が小切手で行われていたから。
「個人の信用だけを根拠とし、借方と貸方が最終的にいつ清算されるかわからない信用システムが、制度として体系化されている既存の銀行システムの代わりをした」のだ。
アイルランド人は自分で自分の小切手を発行して、使っていたのだ。
なぜこんなことが実現可能だったのかと言えば、それはアイルランドでは緊密なコミュニティが築かれていて、お互いを信用できたから。
毎晩のようにバーで飲み、顔を合わせるのはアイルランド人の習慣なのだ。
これと同じようなことを現代の日本で実行できないであろうか?
国が発行しているお金の効率が悪すぎるのであれば、自分たちでお金を発行すればいいのだ。
国の信用に基づいたお金でなく、個人の信用に基づいたお金を使うようにする。
例えば私の場合なら「ヨノギ・コイン」を発行して、友達や知り合いに何かを頼む時はそれで支払う。
ネット上で少し有名になれば、ネットで仕事を頼んだ人にも自分で発行したコインで支払いができるだろう。
テレビに出ているような有名人なら多くの人に自分が発行したコインを受け取ってもらえるのでは?
「自分で発行したコイン」という考えがわかりづらいなら、例えば「Tポイント」や「楽天ポイント」を個人間でやり取りする感じ、と言った方がイメージがしやすいかな?
さらに言えばポイントでなく「ビットコイン」などの暗号通貨でイメージして欲しい。
「自分で自分の暗号通貨を発行」する。なんだかまだ見たこともない世界が見えてきそうでワクワクしない?
もっと原始的な方法で良いのなら皿、竹、紙、などに支払いの金額などを書いて2つに分ければいい。
1つは自分でとっておき、1つは相手に渡す。それで支払いは終了。
相手が分かれた方の部分を持ってきたらお金を払えばいい。
もしかしたら渡した相手ではない人が分かれた部分を持って来るかもしれない。
それならそれでもいい。
あなたの発行した借金が「お金」として使用された証拠なのだから。
もしあなたが信用のある人間なら、あなたが発行した「借金」は色々な人の支払いに使われて、永遠にあなたの元に戻ってこないかもしれない。
そう「自分でお金を発行する」というのは金利もなしでタダで借金ができる、ということでもあるのだ。
でもその前に周りの人から信用されるような人物にならないといけないけどね。
これから税金が高くなるばかりなのなら、こんな風に社会が変わっていく可能性がある。
その時には「個人で仕事する人」や「信用や評判が高い人」が有利になる。
今の効率の悪いお金を使いながらでも生きていけるならそれでもいい。
でも、どうせなら効率のいいお金を使った方が生活はしやすくなるだろう。
そして「お金」というのは必ずしも国が発行した物でなくても良いのだ。