・国債は国の借金。だから、少なければ少ない方がいい。
・国債は、発行されればされるほど、国民の負担が増える。
・国はできるだけ「節約」して、予算を減らすべき。
この中に、一つでも「そのとおりだ」と思うものがあっただろうか。
もしあったならば、あなたは「一国の経済」というものを、 間違って理解している。
初版発行は 2017年7月か…。
気が付いている人は早くから気が付いているのだな。
<内容紹介文>
『「国債の発行=悪」は無知の極み!
国債から見えてくる日本経済の「本当の実力」を教えよう 国債暴落、財政破綻・・・・『情報操作』に踊らされるな! その思い込みが危ない!!世にはびこる国債のエセ知識。
「財政破綻論」「国債暴落論」は、いもしないオバケを疑似体験して、 ワーキャー騒ぐようなものである!
中国の急台頭、新型コロナ禍など、日本経済の環境は激変し、 先行きが極めて不透明になっている中、再び国債への注目度が高まっています。 豊富な資料を基に国債のこれからを解説します。』
■目次
1章
まず「これ」を知らなくては始まらない
そもそも「国債」って何だろう?
企業は金を借りて運営する、国も同じ
政府は予算を立て、「足りない額の国債」を発行する
ほか
2章
世にはびこる国債のエセ知識
その思い込みが危ない
何の知識もなく語っている人が多すぎる
「倹約をよしとする」と「借金は悪」となる
ほか
3章
国債から見えてくる日本経済「本当の姿」
「バカな経済論」に惑わされないために
なぜ財務省は「財政破綻する」と騒いでいるのか?
財務省ロジックに乗っかる人々もいる
ほか
4章
知っているようで知らない「国債」と「税」の話
結局、何をどうすれば経済は上向くのか
経済を「道徳」で考えると、大きく見誤る
政府がお金を使うということは、国内にお金を巡らせること
ほか
5章
「国債」がわかれば、「投資」もわかる
銀行に預けるくらいなら国債を買え
国債は金融商品の「プレーンバニラ」
低金利下では、国債が最強の金融商品
ほか
全ての意見に賛成、ってわけにはいかないけど、ニュースやテレビを信じ切って疑わない人は読んでおいて損はない。