6年前にヤンゴンに来た時に
「河を渡ってみたら?」
と言われたのが記憶に残っていたので気になっていた河の対岸。
まさか貧困地域だったは知らなかった。
なぜかヤンゴンの宿では日本人が多くて、ちょうど前日にダラ地区に行ってきた人の話が聞けた。
- ケース1
彼はダラ地区が危険だと知っていたので、現金1万チャット(700円)だけ持って行ったそうだ。
そしてバイクに乗ってガイドしてもらい料金を払う時間がきた。
大人数に囲まれたらしい。
そこで「これしか持ってないよー」
と1万チャット札をヒラヒラさせると相手が逆上して腹を殴られたとか。
しかし大声で日本語でまくしたて、周りの人が「なんだ?なんだ?」となってるスキに逃げたとか。
逆上した相手にブロックで殴られる、なんて事件もあるのでミャンマー人でも怒らせてしまった場合は背後に気を付けよう。
- ケース2
フェリー乗り場では日本人は別の窓口でパスポートを見せてノートに名前を記入すると無料でフェリーに乗ることができる。
そこで悪徳ガイドがすでにスタンバイ。
一緒にダラ地区に行って自転車で周ったそうだ。
そしてボッタくり。
二人で1万円ほど払うことになったそうだ…。
「日本人ってなめられてるんですかね?悔しいっすよ。」
という印象的なセリフが忘れられない…。
ググって見たら、日本大使館も危険勧告を出している。
↓参考あれ。
予習ができたし、暇だったので昼飯でも食べに行ってみることにしたw
今いる宿からフェリー乗り場まで近いし。
持ち物は
・フェリーに無料で乗るためにパスポートのコピー
・少額の現金
・スマホ
・傘
のみで出撃。
歩道橋を渡ってフェリー乗り場へ。
ここの奥でパスポートを見せて、分厚いノートに名前などを記入するとフェリーが無料になる。
ここでなぜか当たり前のように
「こいつが君のガイド」
と紹介される。
だがコイツに付いて行くともうアウトなのだろう。
「ちょっと歩いて行くだけだからいいよ」と断る。
「ダラは広いよ。歩くのは無理だよ。バイクがないとー」とか言っていたけど
「ワイは歩くのが好きなんだ!」と拒否。
ガイドを無視して乗船。
フェリーにはけっこう人が乗っている。
橋を作る計画があるそうだから、無料フェリーに乗りたい人はお早目にw
ヤンゴンの大都会から少しだけサヨナラ。
フェリーには売店もあるよ。
フェリーはけっこう速いのかな?
すぐに対岸に到着。
ボロい船が良い感じ。
みんな一気に降りるので大混雑。
降りるとサイクルリキシャーなどから声をかけられまくる。
「2時間で5000チャット。ダラ地区をぐるっと案内するよー」
とか言っていたけど、後で怖い兄さん達に囲まれて数十倍の金額を要求されるらしいので全て断る。
けっこうしつこい人もいたなー。
でも嫌な感じではない。
そこはさすがミャンマー。
とにかくまずは昼飯だ。
あと2日間は特に予定がないので、6年前にワイの腹を破壊したカレーにチャレンジ。
これでまた腹を壊したら二度と食べぬ。
ビーフのカレーを選んだ。
他にはマトンとかもあったね。
ミャンマーでまだ羊を見たことがないけど。
意外と立派で100円。
フェリー乗り場の近くにはバスも多かったけど、どこに行くのかさっぱり分からないので乗るのは止めた。
チャレンジ精神が足りなくてスマヌ。
ではちょろっと散歩。
緑が多くて癒される。
ヤンゴンの都会に疲れた時はぜひダラ地区へw
この建物は廃墟なのかな?
それとも誰か住んでるのかな?
貧困地域にもこんな立派なパゴダがあるのがミャンマーの凄いところ。
お寺の通路、野良犬がたくさん昼寝していて通るのが少し怖いのですけど…。
傘を持つ手に力が入る瞬間!
パゴダを建てるお金があるなら貧困の人達にあげればいいのに。
と思うのは日本人の発想だからなのか!?
この先に何があるかわからないけど、行く気はナッシング。
ゴミ捨て場はスラム的な雰囲気。
全く期待しないで食べてみたら美味しいココナッツのクレープ。
茶色のソースは何だったのかわからないw
この距離でも匂う強烈なヤギ臭。
なんでこんなに君は臭いのだ!?
もっと危険な地域だと思っていたけど、動物がたくさんいてほのぼのしてる。
汚い場所でも動物はたくましく生きている。
巨大なカキ氷屋!?
と思ったけど違うみたい。
無料の水が飲める。
経済的に貧困でも、精神的には豊かであれ。
では帰りますか。
途中、海賊に襲われた。
わけではない。
警察の訓練かな?
そして再び都会のヤンゴンに戻って来たのであった。
3時間ぐらいでw
「ダラ地区」の結論:
ガイドが付かなければ危険ではないけど、行動範囲がせまくなるのでつまらない。
フェリー乗り場の周辺をちょっと散歩するぐらいなら安全。
リスク承知で冒険するか?それとも安全策でちょろっと散歩するか?
迷うところ。
小心者のワイみたいな人は少しだけ散歩しに「ダラ地区」に行って見よう!