もう9月も中旬になったけど、まだ暑い日が続くかも。
残暑に合わせて今日はヴィヴァルディの四季。その中でも「夏」の第3楽章。
この曲、200年ほど前に作曲されたとは思えないぐらい激しい。まさに「夏の嵐」。
やはりロックのごとく激しい曲である。ロックが好きな人はエレキで弾いてみると古典芸術と現代楽器の融合でよい感じになるのでは?
ヴィヴァルディの四季には曲ごとにソネットという詩がついている。
「四季」はこの詩を見事に表現した曲の集まり、とも言える。
この「夏」の第三楽章の詩は
「嗚呼、彼の心配は現実となってしまった。上空の雷鳴と(ひょう)が誇らしげに伸びている穀物を打ち倒した。」
むっ、あまり明るい内容ではないな。
日本で例えるなら「お米の収穫直前に台風が来てしまった!1年の努力と労力がおじゃんになったらどうしよう!」と言ったとこか。悲劇的である。
ヴィヴァルディの四季は「春」が最も有名で、みんなどこかで聞いたことがあるメロディー。
しかしこの「夏」や「冬」もなかなか良い。音楽の教養として聴いておこう。
↑このCDに入っている「四季」以外の曲も名曲。特にアルビノーニの「弦楽とオルガンのためのアダージョ」は感動すること間違いなし。
今年の夏は関西方面の台風が激しかった。「夏の嵐」だったと言えよう。
そしてアメリカでは「ハリケーン・フローレンス」、中国では「台風22号」、と日本以上に激しい嵐が直撃している。
地球温暖化が原因なのか?だとしたらこれからますます台風の勢力は強くなっていくのか?
これからの地球の未来が心配である。