「利己的な遺伝子」で有名なリチャード・ドーキンスの本。
本と言うか、子供向けのレクチャーを書籍化。なのでとても理解がしやすい。
写真も本にしては多め。
人間の感覚ではとらえきれないほど長い時間をかけて、生物は自然淘汰のふるいにかけられて今の形や性能へと進化していく。
色々な生物や実例で説明してくれる。
<内容紹介文>
広い宇宙に生命が存在する理由とは何か?
この問いに『利己的な遺伝子』で世界的に知られる生物学者が切り込む。
花やアリの生態からわかるDNAの機能、鳥類の翼やイヌの毛並みのデザイン過程、ヒトの脳が世界を把握する仕組み…さまざまな科学の考え方で身近な例に光を当て「進化」のメカニズムを説き明かす初学者向けの講義を特別編集。
著者が自らの軌跡を語る本書でしか読めないインタビューを収録。
地球が誕生したのは右手の先だとして、今の時代が左手の先だとしたら、人類の時代は左手の爪をちょっと削った分しかない。
って例え話がわかりやすかった。
本当、宇宙の時間の長さに比べたら人間の人生なんてあっと言う間に過ぎてしまうね。
このエピソードも印象に残った↓
ブルドッグは頭が大きくなりすぎて、ほとんど自然分娩では子供を産むことができず、帝王切開しなければならない。
— ヨノギ (世之戯) (@yonogishiki) 2020年7月1日
つまり、人間に頼ってかろうじて存続しつづけているので、人間が絶滅すればブルドッグも絶滅してしまいます。
もしもこの本を読んで少しでも面白いと思ったのなら「利己的な遺伝子」も絶対に読んでみよう!
あなたの世界観が変わるかも!?