良い!良いぞ!
とても良い映画。
だが、あまりにもスローテンポ。
最近のテンポが超速いアメリカ映画に慣れ過ぎている人にはキビシい。
もし、自分が映画ファンであることを自負しているのなら見るべし。
アマゾンでの紹介文:
突如地上に降り立った巨大な宇宙船。
謎の知的生命体と意思の疎通をはかるために軍に雇われた言語学者のルイーズは、物理学者イアンとともに、“彼ら”が人類に何を伝えようとしているのかを探っていく。
そして、その言語の謎が解けたとき、彼らが地球にやってきた驚くべき真相と、人類に向けた美しくもせつないラストメッセージが明らかになる――
地球に来た宇宙人とガラス越しでコミュニケーションをとろうとする。
そんなシーンが映画のほとんどを占めている。
巨大なイカのような宇宙人がスミを吐いて、円状の文字を描くのだけど、日本人としてはこれを連想してしまう。
禅の円相図である。
宇宙人は悟りを開いていて、人類に真実を告げようとしているのであろうか?
映画でも宇宙人と人類の交信は、禅問答のように感じられなくもない。
あと言語学に興味がある人も楽しめる映画かも。
あまりにもスローテンポの映画なので、途中で見るのを止めたくなる衝動にかられる可能性もあるけれど、最後まで見るべし。
あなたにもメッセージが伝わるかもしれないから。
この映画、テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」が元になっている。
小説の方が映画よりも楽しめるパターンはよくあるので、時間がある時に本も読んでみようかな。
そう言えば大ヒット小説の「ドラゴン・タトゥーの女」の続編は映画化しないのであろうか?
映画にならないなら、もう小説で読んでしまおうか。
10年ぐらい前にスゴく話題になったよね。