シンガポールという国家を創り上げた男、リー・クワンユーのインタビューをまとめた本。
偉大な業績を成し遂げた人物が世界をどのように見て考えているのかを知ることができる。
「アメリカを抜き、ナンバーワンになるための中国の戦略とは?」
「習近平という政治家をどう評価するべきか?」
「アメリカはやがて衰退していくのか?」
「インドはアジアで中国に対抗できる大国になれるのか?」
「イスラム原理主義は世界の安全をいつまで脅かすのか?」
「民主主義がはらむ危険性とは何か?」
などの質問に答えてくれる。
最も印象に残った言葉は
「中国には4,000年の歴史を誇る文化があり、 有能な13億の国民がいる。 そんな国が世界ナンバーワン国家になる野心を持たないわけがない」
2013年に出版された本なので、情報が少し古いけれど、「リーさんの予想がこれからどのぐらい現実なるか?」と考えながら読むと楽しめるのである。
短めの本なのでサラッと目を通すだけでもどうぞ。