ケーブルテレビで海外の経済ニュース番組を見ていると、とてつもなくアツい男がいた。
情熱をこめすぎながら株について語る。特にこの動画はキレまくっていて面白い。
日本の経済番組でキレる人っていないよね。
ジム・クレイマーはアメリカでは誰でも知ってるほど有名人だそうな。
特に2分あたりからヤバい!
Cramer: Bernanke, Wake Up - YouTube
リーマンショックの時かな?
いつもこんなに叫んでいるわけではなさそうだ。それでも日本の経済番組に出ている人達に比べるとだいぶ声が大きい。
日本の経済番組はマジメすぎてまるで学校の授業のよう。退屈で眠くなってしまうので、これぐらい激しく討論して欲しい。
ジム・クレイマーがあまりにも面白すぎたので、本も読んでみることにした。
「投資で金持ちになる方法をみんなに伝える」ことを人生の目標にしているのそうなので、とても読みやすい本になっている。
数字もほぼ出てこない。投資に興味がある人は読んでみる価値が絶対にある。
ではジム・クレイマーの教訓を記録しておく。
トレーディングのための10のルール
- トレーディングを長期投資と混同すべからず
- 最初の損失は最後の損失
- すでに発生した損失は実現すべし
- 欲張って持ちすぎて損失に終わらせるべからず
- 「耳寄りな話」に耳を貸すな
- 売って初めて儲けが実現する
- 損失の出ている銘柄に全力を注げ
- 全てのチャンスを取ろうとするな
- メディアのヘッドラインで売買すべからず
- 相場に乗るトレーディングに走るな
長期投資のためのルール
- 貪欲は身を滅ぼす
- 一気に全額を投入すべからず
- 事業は傷んでいないのに、株価は傷んでいる銘柄を探せ
- 分散投資は百利あって一害なし
- パニックは一文の得にもならない
- ナンバーワン企業を持て
- 全てを守ろうとする者は、全てを失う
- TOBに関してはファンダメンタルズを重視せよ
- あまりたくさんの銘柄を保有しないこと
- 一時的にはキャッシュに避難するのも賢明だ
- 「たら」「れば」は禁物
- 相場の調整を恐れず常に備えよ
- 債権のことも忘れるな
- 損している銘柄を救うために、儲かっている銘柄を売るべからず
- 希望的観測の入り込む余地はない
- こだわりを捨てろ
- 会社のトップが急に辞めた時は要注意だ
- 忍耐は美徳、短期は損気だ
- 「テレビで言ってから」は失敗のもと
- 業績の下方修正の第一報では絶対に買い出動してはいけない
- 常に市場のどこかに「上げ相場」がある
株を買う理由を誰かに説明できるか
- この銘柄の株価が上昇すると期待できる理由は何か?
- あなたが株価が上昇すると考えるタイミングで、なぜ上昇すると言えるのか?
- 今がベストな買い時と言えるのか?
- もうすでに遅すぎるのではないか?
- もう少し株価が下がるのを待って買うべきではないか?
- この銘柄に関してあなただけが知っていることはあるか?
- あなただけが持っている有利な要素は何か?
- 今保有している他の全ての銘柄よりも魅力的と思うか?またそれはなぜか?
個別銘柄の大底チェックリスト
- 相次ぐアナリストの投資推奨引き下げ
- 悪材料にも反応しなくなる株価
- インサイダーによる大規模な買い
- 株価下落を仕掛ける悪い噂
- 巨大ファンドの大々的な銘柄入れ替え
- 「損出し」にともなう売りラッシュ
儲けを確保するための売り
- 新規参入者が現れたと聞いたら
- 経営者が業績数字のことで口を濁し始めたら
- 成長剤を注射していないか
- 政策変更に潜むマイナス要因
- 小売りが全国展開を終えたら
- 店頭に流行品が溢れ出したら
- 人気企業が安値で経営陣保有株の売り出しを始めたら
- 粉飾が表面化したら迷わず売る
- 市場全体が過熱状態になったら
やってはいけない空売りルール
- 人気の優良大企業には触れるな
- TOBされそうな銘柄は避けよ
- 割高という理由だけで仕掛けない
- できればプットオプションを使え
- プロのゲームに手を出すな
- 空売りは決して楽しいものではない
もし、これらの教訓の詳しい内容が知りたいのならぜひ全米No.1投資指南役ジム・クレイマーの株式投資大作戦を読んでみよう!
富への道は自分で切り開いていくしかない!