インドに行ったことがあるのなら、読んでいて懐かしくなる本。
インドに行ったことがない人なら、インドを旅するイメージがわくかもしれない。
旅している途中で会った人達との話が多い。
そこはやはりゆっくりと旅することができるバックパッカーならではの特権的な体験。
良い体験なのだが、旅での交流は時間が短くて別れがすぐにきてしまう。
暖かい時間なのだが、どこかせつない。。。
昔、出会った旅人が一つの場所に1ヶ月も居続けているの知ってビックリしたことがある。
当時は「もっと色々な場所に行けばいいのに」と思ったけど、この本を読んで旅の楽しみ方や感じ方は人それぞれなのだとあらためて思いなおした。
自分が今度、旅に出る時はこういうスタイルで旅をしてみるの良いかもしれない。
ゆっくりと進んで、色々な人と話をしてみようかな。
2006年に出版された本なので、今とは少し違うインドかもしれない。
本質的にはあまり変わってないと思うけど。
この本に出てくる美味しい店で食事してみたい。
リシケシのカレーとカリンポンの食堂は読んでいてとても美味しそうに感じた。
あとオルチャという場所に訪れてみたいと思った。
・気になった点
著者の初めてのインドでの夜、泊まっていた部屋に何者かが侵入しようとした。あのまま扉を突破されていたらどうなってしまったのだろう?
あと3月にあるホーリーというお祭り期間中、バラナシはとてつもなく危険地帯となり行方不明になる旅人も。
行方不明になった旅人はどんな災難にあってしまったのだろうか?まだ行方不明のままなのであろうか?
長期旅行は安全と健康に気を付けて行かねばならない。