中国の企業で責任者として仕事をしていた五十嵐らん氏による本。
実体験が書かれているので「実際、中国人ってどんな人たちなの?」と疑問を感じている人におすすめできる。
「中華的生活『多少銭?』」というブログを編集した本なのだが、ブログの方はもう閉鎖してしまったようだ。2005年の春から始めたブログで、半年で100万ヒット。途中で止めてしまうのはちょっともったいない気もするけれど。
ブログからの文章なのか、スラスラと楽しみながら読めるのが良い。これから中国へ旅行に行く予定がある人も読んでおくと心構えができる。
では本書に書かれた中国の特徴をまとめてみよう。
- 社用車や公用車を私物扱いしている人が多い。
- 全く話が通じない人がいる。
- 言ったもん勝ち!
- 一般的な酒である「白酒」はアルコール度数が50度もある。
- 停電の後に電気をつけると電球が破裂する場合がある。
- 美味しいコーヒーにはなかなか出会えない。
- 飛行機の搭乗ゲートが急に変更される時がある。
- 中国人はカラオケが好き。
- ミスを自分から報告する人は皆無。
- 輸入許可証すら偽造する。
- オナラはあまり気にしない。
- 怒らないと言うことを聞いてくれない(場合がある)。
- 乗っている飛行機の行き先が説明もなく変更になる時がある。
- 面接でウソをつく。
- 簡単に商売替えする。
- わき毛を剃らない。
中国人とのケンカ必勝法
- あえて英語を使う。日本語は使わない方が良い。
- 相手に発言させる余裕をもたせない。
話の内容が2005年で、場所は中国南部の内陸にある雲南省。だから今はだいぶ変わっているだろうね。
同じ中国人でも上海から来た若者と田舎から来た若者では違いが激しいし。
海沿いにある大都会なら物価も日本より高いのでは?香港にすんでいる友人は日本に一時帰国するたびに爆買いしてる。
経済が伸びて生活が豊かになったおかげか、広州では財布を落としても教えてくれるそうだ。この本を読んだ印象だと、財布を落としたら絶対そのまま盗まれる印象を受けるが。
中国も行ってみたい。特に雲南省。麗江の町を散歩したい。いつか行こう。