投資では絶対に損をする時がある。損をしたことがない投資家なんていないだろう。
誰もが儲けと損を繰り返す。
だが、絶対に損をすることがないシステムが存在するとしたら?
それが高速取引。
高速取引とは、1秒に満たないミリ秒単位のような極めて短い時間の間にコンピューターでの自動的な株のやり取りをするシステムのこと。
人間では絶対に勝てない。
ジャンケンで例えると、あなたがグーを出す時にコンピューターが瞬時にそれを判断してパーを出すようなもの。
この本では、カナダロイヤル銀行のブラッド・カツヤマが株の取引をしている時に、さっきまで画面にあった売り注文が買いのボタンを押すと、蜃気楼のように消えてしまうことに気がついて真相を探っていく。
あなたが100円で株を買おうとする。
ポチっとボタンを押すと高速取引のシステムがあなたよりもマイクロ秒早く注文を横取りする。
そして101円であなたに売りつけるのだ。
このようなズルな仕組みが機械によって見えなくなってしまった事例は他にも何かあるかな?
ありそうな気がしてならない。
お金を儲けるためならこんなことまでする人間の業の深さを痛感。
今日は「90/90/90/の法則」というのを初めて聞いた。
90%の投資家は90日以内に90%の資産を失うのだ。
お金を扱う時は細心の注意でいこう。