前に読んだセドラチェクの「善と悪の経済学」がメチャ面白かったので読んでみた。
<内容紹介文>
『格差や気候変動などの問題は、資本主義の枠内で解決可能なのか?
中国の「政治的資本主義」はどう変化し、国際社会にどのような影響を与えるのか?
「監視資本主義」とは何か? データ主導の資本主義にどう立ち向かうべきか?
減速から回復へと舵を切ろうとする中、「共産主義も経験した奇才アナリスト」セドラチェク、「気鋭の経済思想家」斎藤幸平、「格差研究の世界的権威」ミラノヴィッチ、「監視資本主義の提唱者」ズボフと共に、社会・政治・文化などの関わりから資本主義を再考し、社会構造全体を捉え直す。』
経済の話が好きな人なら楽しめる内容。
永遠に成長を続けることなんて不可能なのだから、成長しなくても維持できる資本主義に移行しないと今の社会は維持できないとワイは昔から考えている。
[主な内容]
はじめに 「成長至上」と「脱成長」の狭間にある問い
第1章 「脱成長」を可能にするのは、脱成長コミュニズムか緑の資本主義か 気鋭の経済思想家・斎藤幸平×共産主義も経験した奇才アナリスト・セドラチェク
第2章 資本主義だけが残った世界 格差研究の世界的権威・ミラノヴィッチ
第3章 民主主義を支配する監視資本主義 デジタル革命の罪を問う社会心理学者・ズボフ
おわりに 資本主義と民主主義の「脱構築」
欲望の資本主義シリーズはとても興味深くて考えさせられる。
「善と悪の経済学」もワイ的にはとてもオススメの必読の書籍。