「ダダダーン」と強烈な始まり方をするクラシック音楽の代表曲。それがベートーヴェンの「交響曲第5番」。
弟子のシントラー:冒頭の4つの音は何を示すのか?
ベートーヴェン:このように運命は扉をたたく
こんな会話があったらしく「運命」というタイトルがつけられた・・・
この日本では有名なエピソード、実は本当の話ではない噂が。
海外では「運命」というタイトルはついてなく、たんに「交響曲第5番」。
でもタイトルがあった方が印象に残り、覚えやすくなるからいいかも。
では、聴いてみようか。
第一楽章:4つの音だけで迫力と構成力のある音楽を積み上げていくのはさすが。音楽史上で初めてのチャレンジなのでは?常にこの4つの音がどこかで響いている。
第二楽章:暗くて厳しいイメージのベートーヴェン。しかし素晴らしいメロディーも作曲している。ここでも感動的なシーンが。
Beethoven - Op.67 - Symphony No.5 (Scrolling) - YouTube
第三楽章:これは聞いた作曲家のベルリオーズは「まるでゾウが踊っているようだ」と言ったとか。ベースの動きがアツい。アツすぎる!ベートーヴェンの音楽の特徴でもあるロックな感じはこのベースの充実にあると言えよう。
Beethoven - Op.67 - Symphony No.5 (Scrolling) - YouTube
第四楽章:「勝利の曲」とタイトルをつけたくなる。もしあなたが何かの問題に直面していたら、この曲を聴ききながら問題が解決したシーンを想像してみよう!そう、運命は克服されるべきなのだ!
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この「交響曲第5番」を聴くたびに、ベートーヴェンから生きる力や希望を分けてもらっている気分になる。
初めて聴いた時は、血液が沸騰するぐらいの衝撃を受けた。同じような体験ができる日はまたいつか来るだろうか?