・1つ目の理由
起業家の不安、トップは「収入の減少」で4人のうち3人が感じている。
「中小企業白書2014」の第3部第2章P198の図より
【起業に関して感じる不安として、全ての段階に共通して、「収入の減少、生活の不安定化」、「事業に失敗した時の負債の返済(借入金の返済、個人保証)」と回答する割合が高い。
すなわち、起業の一歩を踏み出す上で、事業がうまくいかずに収入の減少や生活が不安定化すること、さらには事業失敗時のリスクを懸念する者が多い。
こうした不安を少しでも軽減するため、起業家を対象とした何らかのセーフティーネットの整備が必要といえよう。】
このセーフティーネットがベーシックインカムだと良いのでは?
政府が作るセーフティーネットはきっとルールが複雑でわかりづらくなる。
ルールを普及させるためには誰にでも理解できるように簡単にしなければ。
そしてベーシックインカムはとてもわかりやすい。みんな生活するのに最低限の収入が保証されるから。
生活が保障されるなら安心して新しいことにチャレンジできる社会になる。
健全な商業活動を構築するには起業家が必要。新しい価値観を生み出さないと経済は成長しない。
ベーシックインカムがあれば、起業する人が増えて経済の新陳代謝が上がる。
今のままではきっと日本の経済は停滞する。いずれベーシックインカムを導入しなければならない時がくるであろうと私は予測する。
・2つ目の理由
日本の金融資産の半分以上は60代以上の人間が持っている。
どうやら戦争の時の「貯金しよう!」というプロパガンダの亡霊がまだ日本に残っているようだ。
みんなが貯金するとお金の流れが悪くなり不景気になる。
そして不景気になればなるほど、人々は心配になってさらに貯金する。そして、みんなが貯金すればするほどお金は流通しなくなりもっと不景気になる。
どうすればこの貯金の習慣をなくすことができるか?
それはお金の価値が少しづつ減るようにすればいい。
お金の価値を減らすにはお金の量を増やせばいいだけ。
今でも「金融緩和」でお金をたくさん印刷して増やそうとしているが、借りる人があまりいない。だから世の中で回っていない。
ならもう配るしかないだろう。ベーシックインカムで!
なんならヘリコプターからお金をばらまいてもいい。
これが本当の「ヘリコプターマネー」だ!
もちろんベーシックインカムによる弊害もあるのはわかっている。
円安になり輸入ができなくなる、人々が働かなくなる、など。
どうなるかはやってみなければわからない。
しかし、それでもベーシックインカムを導入してみるべきだと私は思うのだ。
どうせ今のままでは日本はダメなのだからチャレンジしてみる価値は十分にある。